『アフターソーツ』/オードリー・モリス』/
オードリー・モリス Afterthoughts/Audrey Morris 

フランク・シナトラ Frank Sinatra SSJ Presents CD

sinatra society of japan

Frank Sinatra フランク・シナトラ

スタンダード・ヴォーカル、ジャズ・ヴォーカルのトップ・スター=フランク・ シナトラ。
シナトラ・ソサエティ・オブ・ジャパン(Sinatra Society of Japan)は、 1981年12月13日、
シナトラの67歳の誕生日の前日、 つまりアメリカ時間で当日に、 熱心なシナトラ・ファン4人によって設立されました。

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sinatra society of japan
TOPSinatra Society of Japan presentsスタンダード・ヴォーカル・アルバムの復刻・発掘>『オン・ステージ・アット・ザ・ロンドン・パレイディアム・』/ローズマリー・クルーニー

『オン・ステージ・アット・
ザ・ロンドン・パレイディアム』/
ローズマリー・クルーニー
On Stage at the London Palladium/
Rosemary Clooney
\2,625 (XQAM-1073/DQCP-1948) 原盤: 米Columbia
録音:1955年

世界初統合版・日本初登場

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1955年にロンドンで行われたコンサートを収録した超入手困難な英国10インチ盤と、その米国バージョンから重複トラック以外の3曲を統合した世界初のリリース。米コロンビアの原盤を正式使用。大ヒット「家へおいでよ」も収録。
 


1. From This Moment On/フロム・ジス・モーメント・オン
2. Tenderly/テンダリー
3. It's De-Lovely/イッツ・ディラヴリー
4. Love, You Didn't Do Right by Me/ラヴ、ユー・ディドゥント・ドゥー・ライト・バイ・ミー

5. This Old House/ジス・オール・ハウス

6. You Make Me Feel So Young/ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・ヤング
7. Danny Boy/ダニー・ボーイ
8. Come On-a My House/カモナ・マイ・ハウス(家へおいでよ)

9. Botch-a-Me/ボッチ・ア・ミー

10. Mambo Italiano/マンボ・イタリアーノ

11. Where Will the Dimple Be?/ホエア・ウィル・ザ・ディンプル・ビー?

12. Brahms' Lullaby (Close Your Eyes)/ブラームスの子守唄(クローズ・ユア・アイズ)
13. From This Moment On/フロム・ジス・モーメント・オン
14. Ebb Tide/引き潮
15. Learnin' the Blues/ラーニン・ザ・ブルース

 


                    ローズマリー・クルーニー、初のライヴ録音

 ローズマリー・クルーニーのキャリアはきわめて長いが、フルのライヴ・アルバムは3枚しかない。遺作となった2001年11月16日のホノルルでの『The Last Concert」(米コンコード)、1983年9月に行われたオーレックス・ジャズ・フェスティバルの記録『Rosemary Clooney With Les Brown & His Band of Renown』(日・東芝EMI)、そして本作である。
 本作『ローズマリー・クルーニー・オン・ステージ・アット・ザ・ロンドン・パレイディアム』は1955年夏にロンドン・パレイディアムで行われたショウを収録した10インチLP『Rosemary Clooney at the London Palladium』(英フィリップス BBR-8073)が中心になっている。
 ロージーにとって初めてのイギリス・ツアーとなったこのときの公演告知によれば、ショウは7月18日の月曜日から2週間、毎晩午後6時15分と8時45分開始の2公演で、プラス水曜日には2時40分からのマチネとあるが、いずれも開始時刻が中途半端だ。何か理由があったのか、それが当時の習慣だったのか? そして意外なのは、このショウがロージーの単独公演ではなくパントマイムや手品、空中曲芸などをふくむバラエティー・ショウだったことで、演目数の多さから見てヘッドライナーとして最後に登場したロージーの持ち時間は1時間もなかったはずだ。

ロージーのイギリス・ツアー

 ロージーはロンドンに先立って1回だけ、7月4日にグラスゴーのエンパイア劇場に出演した。いわば試演といったところだが、このショウをきわめて好意的にレポートした『ニュー・ミュージカル・エクスプレス』紙7月8日の記事がここにある。それによれば、これもやはりバラエティー・ショウで、最後に登場したロージーはバディ・コールのピアノと指揮、テディ・フォスター楽団の伴奏で35分間歌ったという。曲目は次の通り。
    1. フロム・ジス・モーメント・オン
    2. テンダリー
    3. イッツ・ディラヴリー
    4. ラヴ、ユー・ディドゥント・ドゥー・ライト・バイ・ミー
    5. ジス・オール・ハウス
    6. ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・ヤング
    7. 引き潮
    8. 家へおいでよ
   9. ボッチ・ア・ミー
  10. マンボ・イタリアーノ
  11. ブラームスの子守唄

                 2枚あるロンドンでのライヴ・アルバムの謎

 前記の英フィリップス盤は、2週間行われた公演からふたつのショウがライヴ・レコーディングされ、各曲を聴き比べた結果できのよいバージョンで構成されているという。収録曲は以下の通りだが、そのふたつのショウがどの日のファーストあるいはセカンド・ショウか、それともマチネか、そしてレコードに採用された曲がおのおのどちらのショウからか明らかにされていない。DのあととIのあとの2回クロージング・テーマの「テンダリー」が出てくるのは、2つのショウを編集した名残だろう。

  Side 1:
    フロム・ジス・モーメント・オン
    テンダリー
    イッツ・ディラヴリー
    ラヴ、ユー・ディドゥント・ドゥー・ライト・バイ・ミー
    ジス・オール・ハウス
  Side 2:
    ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・ヤング
    ダニー・ボーイ
    家へおいでよ
    ボッチ・ア・ミー
    マンボ・イタリアーノ
    ホエア・ウィル・ザ・ディンプル・ビー?
    ブラームスの子守唄

 グラスゴーでの初日と比べると、「引き潮」がカットされ「ダニー・ボーイ」と「ホエア・ウィル・ザ・ディンプル・ビー?」が入っている。
 このロンドンでのライヴはアメリカでも10インチ盤LP『ROSEMARY CLOONEY ON STAGE(サブタイトルに recorded in person at the London Palladium)』(コロンビア CL-2581)としてリリースされ、グラスゴーで歌った「引き潮」も収録されている。
  Side 1:
    フロム・ジス・モーメント・オン(*)
    引き潮
    イッツ・ディラヴリー(*)
  Side 2:
    ダニー・ボーイ(*)
    ホエア・ウィル・ザ・ディンプル・ビー?(*)
    ラーニン・ザ・ブルース

 このラインアップを見ると、英フィリップス盤から4曲(*)残し、そこからもれた「引き潮」と「ラーニン・ザ・ブルース」の2曲を追加したように見えるが、そうではない。
 実は「引き潮」と「ラーニン・ザ・ブルース」、それにA面トップの「フロム・ジス・モーメント・オン」はロンドン・パレイディアムでのライヴではなく、ロサンゼルスとニューヨークでのスタジオ録音である。あとから拍手をかぶせたのだが、丁寧にも「フロム・ジス・モーメント・オン」の冒頭にはロンドンでのオープニングのMCが添えられている。これら一連の作業はA&Rマンのミッチ・ミラーの指示だったろうが、スタジオ録音を加工して『オン・ステージ』と称してリリースした理由は今となってはわからない。が、少なくともライヴ・ショウとレコードはまったく違うメディアだという割り切りはあっただろう。

曲目解説

@フロム・ジス・モーメント・オン
「テンダリー」がオープニング・テーマに使われ、MCのあとロージーが登場する。コール・ポーターがブロードウェイ・ミュージカル『Out of This World』(1950)のために書いたがカットされ、ミュージカル映画『キス・ミー・ケイト』(1953)に使われた。
Aテンダリー
1946年にジャック・ローレンスが作詞、ウィルター・グロスが作曲して、クラーク・デニスがキャピトルにレコーディングしたが、ヒットしたのはロージーのレコード。1951年11月21日にパーシー・フェイスの編曲指揮で歌い、ビルボード・チャートの17位まで昇りミリオンセラーになった。
Bイッツ・ディラヴリー
コール・ポーターが作詞作曲して、ブロードウェイ・ミュージカル『Red, Hot and Blue!』でエセル・マーマンとボブ・ホープが歌った。ロージーが“ストーリー・ソング”ということでロンドン公演のために選んだ曲のひとつ。第4コーラスまであることは初めて知ったと語っている。
Cラヴ、ユー・ディドゥント・ドゥー・ライト・バイ・ミー
ロージーがビング・クロスビー、ダニー・ケイ、ヴェラ=エレンと共演したミュージカル映画『ホワイト・クリスマス』(1954)で歌った。作詞作曲はアーヴィング・バーリン。1954年5月21日にポール・ウェストンの編曲指揮でスタジオ録音を残している。
Dジス・オール・ハウス
1954年にステュアート・ハムブレンが作詞作曲し、1954年5月22日録音のロージーのレコードがビルボード・チャートで3週首位に立った。レコードではザ・メローメンがバック・コーラスをつとめたが、ここではピアノと指揮のバディ・コールが頼りなげにサポートしている。このあと、エンディング・テーマが聞こえる。
Eユー・メイク・ミー・フィール・ソー・ヤング
マック・ゴードンが作詞、ジョセフ・マイロウが作曲して、ミュージカル映画『Three Little Girls in Blue』(1946・日本劇場未公開)で歌われた。ロージーのスタジオ録音は1953年12月10日録音、指揮はノーマン・ライデン。今年9月にSSJからリリースされた『ホワイル・ウィアー・ヤング+10』(XQAM-1070)に入っている。
Fダニー・ボーイ
アイルランド民謡の「ロンドンデリーの歌」。歌詞は複数種あるが、現在ポピュラーなのは、1913年にイギリスのフレデリック・ウェザリーが出版したこのバージョン。ロージーはアイルランド系。
G家へおいでよ(カモナ・マイ・ハウス)
1939年に劇作家・小説家のウィリアム・サローヤンがいとこのロス・バグダサリアンとニューメキシコを車で旅行中に気を紛らわすため戯れで作った曲。サローヤンがプロデュースしたオフ・ブロードウェイの短編劇『Son』(1950)に使われ、初録音はケイ・アーメン(コロンビア)。ロージーが1951年6月6日に吹き込んだレコードが8週ビルボード・チャートのトップに立ちミリオンセラーを記録、ロージーは一躍スターの座を獲得した。ミッチ・ミラーに歌うようにいわれたとき拒否すると「じゃあクビだ」と脅かされたとか。
Hボッチ・ア・ミー
イタリアの歌。1941年にリッカルド・モルベッリとルイジ・アストーレが書き、1952年エディ・スタンリーが英詞を書いた。原題は「Ba-ba Baciami Piccina」で、「Baciami」は「Kiss Me」、「Piccina」は「可愛い子ちゃん」で、ロージーが歌うので男性形の「Piccino」。1952年4月18日録音のスタジオ録音がビルボード・チャートの2位を17週間キープしてミリオンセラーとなった。
Iマンボ・イタリアーノ
ボブ・メリル、1954年の作品。同年9月23日にロージーが録音して、ビルボード・チャートで最高10位。ロージーはこういったユーモラスな歌も巧みだ。
Jホエア・ウィル・ザ・ディンプル・ビー?
「テンダリー」がエンディング・テーマとして奏でられるが、ロージーはステージにもどって、アンコールとなる。1955年にアル・ホフマンとボブ・メリルが作った。ロージーは1955年1月13日にバディ・コール(ハープシコード)をリーダーとするグループとスタジオ録音を残している。
Kブラームスの子守唄(クローズ・ユア・アイズ)
19世紀ドイツの大作曲家ヨハネス・ブラームスが書いた「5つの歌曲」(1868)の4番目の曲に、ウィリアム・エングヴィックが英詞をつけた。ロージーは1953年2月3日にパーシー・フェイスの編曲指揮で録音したほか、向田邦子脚本、1978年のTBS金曜ドラマ『家族熱』のために別の歌詞で特別録音してシングル盤(日・キティ DKQ-1045)で出た。ここではバディ・コールのピアノのみで歌う。
Lフロム・ジス・モーメント・オン
正真正銘ロンドンでの@と違い、1955年6月13日、ニューヨークでのスタジオ録音。アレンジや歌い方、歌詞に違いはない。差し替えたのは、@でロージーの歌い始めがしっかりマイクに入らなかったからか?
M引き潮
1955年6月10日、ロスでのスタジオ録音で、バックはバディ・コールのピアノのみ。1953年にハープ奏者で作曲家のロバート・マクスウェルが書いた器楽曲で、イギリスのフランク・チャクスフィールド楽団のロンドン盤がビルボード・チャートで最高2位になりミリオンセラーに。カール・シグマンが歌詞を書き、最初に吹き込んだのはヴィック・ダモン(マーキュリー)でビルボード・チャートで最高10位になった。後年プラターズやライチャス・ブラザースのレコードもヒットしている。
Nラーニン・ザ・ブルース
これも1955年6月10日のスタジオ録音。1955年にドローレス・ヴィキ・シルヴァーズが作詞作曲して、フランク・シナトラのキャピトル盤がビルボード・チャートのトップに立った。ロージーのバックは、バディ・コール(p)、ジョージ・ヴァン・エプス(g)、ヴィンセント・テリ(g)、レイ・レザーウッド(b)、アルヴィン・ストーラー(ds)
                                                  (2013.9.11. 三具 保夫)

パーソネル:ローズマリー・クルーニー(1 - 15)
        バディ・コール(1 - 12, 14)
        スカイロケッツ・オーケストラ(p 1 - 6, 8 - 11)
        ジミー・キャロル・オーケストラ(13)
        バディ・コール・クインテット(15)
録音: 1955年夏・ロンドン(1 - 12)
    1955年6月13日・ニューヨーク(13)
    1955年6月10日・ロサンゼルス(14 - 15)
モノラル録音



 

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