『コントラディクションズ』/ クリスチャン・ジェイコブ Contradictions/ Christian Jacob

フランク・シナトラ Frank Sinatra SSJ Presents CD

sinatra society of japan

Frank Sinatra フランク・シナトラ

スタンダード・ヴォーカル、ジャズ・ヴォーカルのトップ・スター=フランク・ シナトラ。
シナトラ・ソサエティ・オブ・ジャパン(Sinatra Society of Japan)は、 1981年12月13日、
シナトラの67歳の誕生日の前日、 つまりアメリカ時間で当日に、 熱心なシナトラ・ファン4人によって設立されました。

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TOPSinatra Society of Japan presentsジャズ・アルバム (インストゥルメンタル)>『コントラディクションズ』/クリスチャン・ジェイコブ

『コントラディクションズ』/
クリスチャン・ジェイコブ
Contradictions/
Christian Jacob
特別価格
 (XQAM-1606)
原盤:WilderJazz
録音:2005・06年/カリフォルニア  日 本 初 登 場
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   「ピアノの化身」ミシェル・ペトルチアーニに心酔し、深い共感とエモーションで奏でる、 同じくフランス出身のピアニスト=クリスチャン・ジェイコブ。 クリスチャンの評価・人気を決定づけた記念碑名盤が、いよいよ日本盤で登場!
 


1. Looking Up /ルッキング・アップ>>試聴
2. Even Mice Dance/イーヴン・マイス・ダンス  >>試聴
3. Dumb Breaks/ダム・ブレークス>>試聴
4. Colors/カラーズ>>試聴
5. Brazilian Suite/ブラジル組曲>>試聴
6. Contradictions/コントラディクションズ>>試聴
7. Rachid/ラシッド  >>試聴
8. 13th /サーティーンス>>試聴
9. Memories of Paris/メモリーズ・オブ・パリス>>試聴
10. Brazilian Suite No. 2/ブラジル組曲第二番>>試聴
11. My Bebop Tune/マイ・ビバップ・テューン>>試聴
 
 
 

 クリスチャン・ジエイコブ、1958年5月8日、フランスのローレヌ生まれ。この前作に当たる『スタイン&マイン』が輸入盤で大受けし、今年になって日本盤がリリースされるとたちまち注目の的に。そこで今秋10月、自己名義で初めてとなる来日公演も決定、日本での人気、知名度、そして好感度も加速度をつけて上がっていきそうだ。
 ピアノのプレイ・スタイルは、お聴きの通りいわゆる日本人好み。4歳でクラシック・ピアノを始めると、「十で神童、十五で才子」を地でいく成長を遂げ、バークリー音楽大学でジャズのマナーを仕上げプロの道へ。「理と知」「力強さと優しさ」を有機的に溶かし、雑味のない無化調の味を出すプレイ・スタイルは、さて、キース・ジャレットに遠くない、と言っては行き過ぎか。
 初リーダー作を発表したのは1996年、38歳の時。もう少し早く出てくれば、ヴァーヴやブルー・ノート・レコードと手を組んでいておかしくない。というのも、ピアノの1958年生まれは、ケニー・ドリューJr.と同期で、ひとつ上にジェリ・アレンやデヴィッド・ヘイゼルタインらのいる世代。10代半ばで出てくる少年兵に比べようものなら、遅咲きもいいところだが、ただし、早咲きも遅咲きも、咲く花の美しささえあればどちらでも構わない。クリスチャンのキャリアは、いかにもそう言いたげに見える。
 バークリー音大に在学中は、「ジョー・ザヴィヌル・マスター賞」や「オスカー・ピーターソン・ジャズ・マスター賞」のほか、『ダウンビート』誌の「学生ジャズ・ソロイスト賞」など数々の褒賞を得て、卒業を待たずに教鞭を振るうようになった。フル・タイムのミュージシャンとして動き始めるのは、80年代末にメイナード・ファーガソンに引っ張られてから。役回りは、ピアニスト兼アレンジャー。それに並行して、93年にはアニタ・オデイをサポートする大役をもらった次に、ティアニー・サットンとのレギュラー活動もスタート、波に乗った97年にデビュー作『Maynard Ferguson Presents Christian Jacob』を発表した。
 それ以降については、ホーム・ページのディスコグラフィー(www.christianjacob.com/disc.htm)にある通り、レコーディング・アーティストとしてのキャリアは量より質、リーダー作も99年に『Time Lines』を出したきりの寡作家できたところ、『スタイン&マイン』が全米ジャズ・チャートの3位に駆け上がり、一躍脚光を集めることに。そしてさらに、ティアニー・サットンのアルバムが05年のグラミーにノミネートされる追い風ももらって、本作『コントラディクションズ』の録音に至ったわけだが、実は、このミシェル・ペトルチアーニ・ソングブック企画の方が先をいく予定だった。こうして佳作が2枚揃った今、僕たちにはどちらが先でも構いはしないが、クリスチャンには不幸中の幸いだった。ペトルチアーニを読み解くための理論と技術のインターフェイスを、じっくり腰を据えて磨くことができたからだ。
 「あるスタッフからこの話を持ちかけられたはじめは、“どうして私が”とまったくピンと来なかったのが、数ヶ月も聴き続けていくと、ミシェルほど完璧な創造性に恵まれたピアニストもいないことを身に染みて感じたんだ」(クリスチャン)。

 ミシェル・ペトルチアーニは、1962年12月28日、フランスのモントペリエ生まれ。年はクリスチャンより若かったが、81年にチャールス・ロイドのバンドでデビューすると、「ピアノの化身」と呼ばれるに不足ない異才でピットロードを後にし、比類ないピアニズムで世界の話題を席巻。先天性骨疾患を乗り越えたエモーショナルな創作に、やがて「音楽の神の化身」の声まで上がったほど。神に召されたのは、1999年1月6日。命日は奇しくもディジー・ガレスピーと符合した。
「ミシェルの作曲は、非常に特徴的なフックで始まるものが多く、その点は私の共感を激しく突くものだった。しかも、そこには深い直感の響きがあって、それこそが彼の音楽を豊かにする鍵になっていた。素晴らしいことだよ」。
 アルバムのオープナーは、ミシェルの明るさと利発さを象徴する名曲中の名曲。これをトップ持ってくるとは、そのことだけで僕はクリスチャンに心全開。そして、プレイを聴けばなおさらだ。この曲の両軸になる疾走感と透明感の双方をしっかり抱きしめながら、自前のトリオイズムで筋を通した音型に、確かな共感のありかを見つけることができる。一足飛びにクロージングに目を向けても同様、生前のミシェルがたびたびこれをショウのクロージング・ナンバーにしたことを知ってのシークエンスか、このアイディアも僕には当意即妙、もちろん、へたに手を入れては壊れてしまいそうに過密なテーマに施した、シャープで粋なリズム・アレンジもだ。
 ほかも、ひとつひとつ興味の尽きないアダプテイションばかりの中で、聴き終えてすぐオリジナルを聴き返すことになるのが、バンド・トラックをピアノ・ソロに濃縮した、「カラーズ」と「メモリーズ・オブ・パリス」の2曲。前者は、リリカルでエモーショナルなミシェルの真骨頂が危うい光を浮かべる作品。後者は、アコーディオン奏者を入れてミュゼットの「悲」を澄み渡る感覚で描き出した美しいバラード。これでは濃縮より拡大解釈と言う方がいいだろう。作者の直感の働きにまで思いを張り巡らせ、音符の行間にある意味にも解読のルーペを当てて、その次に変換キーを静かにひと押しする。そんな感じのあるこのピアノ・ソロにも、クリスチャンの思いの丈が奥行き深く映り込んでいると言っていい。

 以下は、各曲の出展や再演の聴けるミシェル・ペトルチアーニのオリジナル・アルバム。網羅するには至らないが、本作をバネに「ピアノの化身」を知りたくなった方には、どれもすぐお宝になること間違いなし。すべてがミシェルのオリジナル・コンポジションである。  



【 曲目 】

1. Looking Up
90年作品『ミュージック』(Blue Note/89年録音)、94年作品『ライヴ』(Blue Note/91年録音)、98年作品『ソロ・ライヴ』Drefus/97年録音)、03年作品『ドレフュス・ナイト/マーカス・ミラー&ミシェル・ペトルチアーニ』(Dreyfus/94年録音)。

2. Even Mice Dance
94年作品『マーヴェラス』(Dreyfus/94年録音)、95年作品『シャンゼリゼ劇場のミシェル・ペトルチアーニ』(Dreyfus/94年録音)。

3. Dumb Breaks
94年作品『マーヴェラス』(Dretfus/94年録音)。

4. Colors
97年作品『ボース・ワールド』(Dreyfus/97年録音)

5. Brazilian Suite
88年作品『ミシェル・プレイズ・ペトルチアーニ』(Blue Note/87年録音)

6. Contradictions
91年作品『プレイグラウンド』(Blue Note/91年録音)、94年作品『ライヴ』(Blue Note/91年録音)。

7. Rachid
91年作品『プレイグラウンド』(Blue Note/91年録音)、94年作品『ライヴ』(Blue Note/91年録音)、95年作品『Conference De Press Vol.2/Eddie Louiss & Michel Petrucciani』(Dreyfus/94年録音)、

8. 13th
88年作品『ミシェル・プレイズ・ペトルチアーニ』(Blue Note/87年録音)

9. Memories Of Paris
10. Brazilian Suite No.2
11. My Bebop Tune

  以上3曲は90年作品『ミュージック』(Blue Note/89年録音)
August 2007●成田 正/Tadashi Narita
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クリスチャン・ジェイコブ・トリオ来日公演 2007

          10月 7日(日) 横濱ジャズ・プロムナード(横浜赤レンガ倉庫) 045-221-0212
          10月 8日(日) 東京目黒・Blues Alley Japan 03-5740-6041
          10月10日(水) 東京渋谷・JZ Brat 03-5728-0168
          10月12日(金) 東京神田・TOKYO TUC(ライヴ・レコーディングを予定) 03-3866-8393

 

 

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