『ターン・ミー・ルース』/ダイアン・ハブカ I Like It Here/Eden Atwood Live In Tokyo + 1Eden Atwood

フランク・シナトラ Frank Sinatra SSJ Presents CD

        
sinatra society of japan

Frank Sinatra フランク・シナトラ

スタンダード・ヴォーカル、ジャズ・ヴォーカルのトップ・スター=フランク・ シナトラ。
シナトラ・ソサエティ・オブ・ジャパン(Sinatra Society of Japan)は、 1981年12月13日、
シナトラの67歳の誕生日の前日、 つまりアメリカ時間で当日に、 熱心なシナトラ・ファン4人によって設立されました。

topchronologydiscographyfilmographybest 10interviewsSSJ presentsfan clubshopblogmail

SSJ presents shop

misic bird

amazon

天然石 パワーストーン

 

TOPSinatra Society of Japan presents新録音シリーズ>『ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ ―― レスター・ヤングの思い出/サー・チャールス・トンプソン・アンド・笠井義正sinatra society of japan

『ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ /
サー・チャールス・トンプソン&笠井義正

Love Is Here to Stay:
To the Memory of Lester Young/
Sir Charles Thompson and Yoshimasa Kasai

\2,800 (XQAM-1804)

原盤:Ahbeau

2011年4月1日
東京・滝野川会館大ホールでのライヴ

伝説のピアニスト、サー・チャールス・トンプソンと
日本を代表するスウィング系の名手、
笠井義正が奏でる大人のジャズ物語

>>購入する  



1.

Love Is Here to Stay/ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ  >>試聴

2. No Eyes Blues/ノー・アイズ・ブルース  >>試聴
3. Jumping With Symphony Sid/ジャンピング・ウィズ・シンフォニー・シッド  >>試聴
4.

I'm Confession'/アイム・コンフェッシン  >>試聴

5. Happy Boogie/ハーピー・ブーギー  >>試聴
6. Sir and Kasai's Blues/サー・アンド・カサイズ・ブルース  >>試聴
7. Keeping Out of Mischief Now/キーピング・アウト・オブ・ミスチーフ・ナウ  >>試聴
8. She's Funny That Way/シーズ・ファニー・ザット・ウェイ  >>試聴
9. Honeysuckle Rosee/ハニーサックル・ローズ  >>試聴
10. Memories of You/メモリーズ・オブ・ユー>>試聴
 
 
 
 

笠井義正とサー・チャールスのコンビによる、絶妙多彩な熱演セッション

笠井義正が兼ねて親交のあるサー・チャールス・トンプソンをゲストに迎えて、2011年4月1日に東京・滝野川会館大ホールで開催したコンサートの中から、幾つかの興味ある組み合わせのナンバーを選出して、1枚のCDに収録したアルバムが出来上がった。
当日のプログラムは、第一部が「レスター・ヤングの思い出」と題され、笠井の愛好するレスターの名演奏曲を集め、第二部を「Sir & Kasai」と題し、サー・チャールスにゆかりのあるスタンダード曲を演奏した。何れもジャズ史的観点からも由緒ある曲目が選ばれ、笠井とサー・チャールスを中心に意気のあった熱演が展開されていた。そのエッセンス10曲をここに収録し得たことは、きわめて意義のあることといえよう。

笠井義正(ジャズ・クラリネット/サキソフォン)の活動歴について

笠井義正は1941年5月24日東京生まれ。若くしてトラッド・ジャズに魅せられ、クラリネット、テナー・サックス、ソプラノ・サックスを習得。1960年代、森享や斉藤隆、徳田実らのバンドに参加して腕を磨き、1964年に“笠井義正とニューオーリンズ・ジャズメン”を結成して米国の有名ジャズメンとも共演、ジョージ・ルイス(cl)との共演は米国でCD化された。1986年ハル・スミス(ds)、ブッチ・トンプソン(p)らとツアー、1998年ニューオーリンズ・ミシシッピー河のリバーボートでデュークス・オブ・ディキシーに招かれ船上で共演。2003年米国ダベンポートでビックス・バイダーベック(cor)の生家前で演奏。銀座ヤマハホールで「演奏で綴るジャズの歴史」コンサートを定期的に実施し、ジャズの啓蒙活動にも熱を入れており、『エイジ・オブ・バディ・ボーデン』と題するレコードも吹き込んだ。
サー・チャールス・トンプソンとは早くから親交を深め、キング・レコードから共演コンサートのライヴ盤を出した。音楽性の幅が広く、レスター・ヤングのクールなテナー・サックスに心酔すると共に、クラリネットではエドモンド・ホールの中間派やジョージ・ルイスのニューオーリンズ・スタイルにも通暁し、ソプラノ・サックスのプレイでは又独特の味合いがある。
非常に研究熱心で、ニューオーリンズからスウィングまでのSPレコードを収集し、東京・神保町にある専門店「レコード社」で私もしばしば顔を合わせる程である。

サー・チャールス・トンプソンの輝ける音楽歴について

1918年3月21日オハイオ州スプリングフィールドの生まれで、父はメソジスト牧師。本名Charles Phillip Thompson。始めヴァイオリン、次いでピアノを習い、15才から中西部のバンドで演奏し、1940年ライオネル・ハンプトン楽団に参加、41年ニューヨークのカフェ・ソサエティでレスター・ヤングと共演、52nd St.のクラブでロイ・エルドリッジ(tp)、ドン・バイアス(ts)、ホット・リップス・ペイジ(tp)と共演した後、カリフォルニアに移り、1944 – 45年コールマン・ホーキンス(ts)、1947 – 48年イリノイ・ジャケー(ts)と共演。この時「Robbin’s Nest」を作曲し、ジャケーの最大ヒットとしてジャズ・スタンダードになる。1950年代オルガン奏者としても活動、1964年ホーキンスとベルリン・ジャズ祭に出演。バップを基礎に完璧なスウィングを軽快且つブルージーに奏でた多数のレコーディングで人気を博す。初期の1945年、Sir Charles & His All Stars名によるチャーリー・パーカー(as)、バック・クレイトン(tp)、デクスター・ゴードン(ts)らとのApollo録音も著名。
1953年にルビー・ブラフ(tp)、エドモンド・ホール(cl)らと参加した『Vic Dickenson Showcase』(Vanguard)は中間派セッションの名盤となり、後に多数の同種セッションに起用された。
1990年ニューヨークで日本人女性牧子夫人と結婚し、日米を行き来して活動したが、1992年2月松戸に移住し、日本でのレコーディングも多い。最近作としては、本作のほかに、2011年8月と11月にサー・チャールス自身のピアノ・トリオによるアルバムを録音しており、近日発売の予定である。
昨年末には、親しい外山喜雄と、“外山喜雄ディキシー・セインツ”主催のクリスマス・コンサートにも参加して達者なピアノを弾いており、とても93才とは思えぬ元気さでまだまだ活躍してほしいと願っている。
サー・チャールスという呼び名は、彼の温和で威厳のある風貌にぴったりの尊称だが、その由来については、嘗てニューヨークのレストランで演奏していたとき、やはりチャールスという名のウェイターがいて、彼と区別するために「サー」を付けて呼ばれるようになった、と牧子夫人が話してくれた。

本セッションの参加パーソネル

全10曲とも2011年4月1日、滝野川会館大ホールにおける「笠井義正Jazz Concert」におけるライヴ録音である。参加メンバーは、全曲サー・チャールスをゲストに迎えた笠井義正カルテットのメンバーから成る。
@からGまでは、笠井(DEFIのみcl。他はts)とサー・チャールスに小林眞人(b)、八木秀樹(ds)を加えたカルテットの演奏。Hは、更に曽我清隆(tp)と奥井啓介(cor)が加わる。Iはアンコール曲で、サー・チャールスと笠井のデュオによる演奏。

演奏曲目について

@ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ
ジョージ・ガーシュインが1938年の映画『華麗なるミュージカル(ザ・ゴールドウィン・フォーリーズ)』のために書いた挿入歌だが、完成前に病没したので、オスカー・レヴァントとヴァーノン・デュークが補作して完成されたバラード。レスター・ヤングが得意とし、56年テディ・ウィルソン(p)と共演した『Press & Teddy』(Verve)の名盤がある。レスターは翌57年オスカー・ピーターソンとも録音した。ABAB’の32小節テーマを笠井のテナーがゆっくりとささやくように吹き、ピアノがムード満点に次のコーラスを続け、テナーがスウィング・アップする。

Aノー・アイズ・ブルース
レスターが1947年、ショーティ・マコーネル(tp)を加えたセクステットでAladdinレーベルに録音した自作オリジナルのブルースで、笠井とサー・チャールス共にブルージーな感覚十分のフレーズを展開する。

Bジャンピング・ウィズ・シンフォニー・シッド
この曲も前曲と同じセッションで録音されたレスターのオリジナル。題名通りシンフォニー・シッドに捧げた曲。彼は当時のニューヨークで人気のあったジャズDJのSid Torinのニックネームで、シッドは1945年のディジー・ガレスピー(tp)のコンサートを宣伝するため初期のバップ・レコードを盛んにかけ、ロイヤル・ルーストからのジャズ放送を続けてジャズメンに尊敬された。バップ調のリフを重ねたCブルースで、小林のベースをふくむ全員が高揚したソロをとる。

Cアイム・コンフェッシン
1930年の古い小唄で、ルイ・アームストロングのプレイと歌でヒットしたが、レスターの愛好曲でもあり、47年のAladdinセッションで吹き込んだほか、何回も録音している。サー・チャールスと笠井は、何れも心地良さそうに、メロディーを小粋に歌っている。

Dハッピー・ブーギー
レスターもサー・チャールスも、1940〜50年代は、ブーギーが流行したので盛んに演奏した実績がある。ここでは笠井がサー・チャールスと共作したブーギーをクラリネットで吹く。サー・チャールスのブーギーはさすがに日本のピアニストでは出せない味合いにみちており、笠井も低音から高音へと躍動し、小林のベースと八木のドラムスも跳ねるようなリズムを叩き出す。

Eサー・アンド・カサイズ・ブルース
笠井がサーとの共演のために自作したブルースで、笠井のクラが、ジョージ・ルイスをきくような、哀切にみちた音色とフレーズを展開し、サーのピアノがシンプルに応えていく。

Fキーピング・アウト・オブ・ミスチーフ・ナウ
1932年にファッツ・ウォーラーが作曲し、ルイ・アームストロングが早速ヒットさせた。「進行中の恋に水をささないでくれ」というラヴ・ソングで、ヴィック・ディケンソンの53年の有名な『Showcase Vol.1』に収録された。A-8、 A’-12、A”-8、A’”-12という構成で、笠井はこの曲もクラリネットで心地良さそうに奏する。

Gシーズ・ファニー・ザット・ウェイ
1928年の古い小唄で、ジャズメンに好まれ、レスターは46年にホーキンスやジャケーと共演している。笠井は再びテナーで先人たちを偲ぶ。

Hハニーサックル・ローズ
ファッツ・ウォーラーの最も有名なスタンダードで、サー・チャールスが1954年Vanguardにカウント・ベイシー楽団のリズム・セクションを加えたカルテットで録音した。ここでは曽我(tp)と奥井(cor)を加えて、各人にソロを廻してにぎやかに合奏する。

Iメモリーズ・オブ・ユー
アンコールは笠井とサーのデュオ。サーは1984年にピアノ・ソロを録音した記録がある。感動的な演奏だ。

                                            (2012年1月14日 瀬川昌久)

パーソネル
  笠井義正カルテット:
     笠井義正(ts, cl on 1 - 10)
     サー・チャールス・トンプソン ゲスト・スター (p on 1 - 10)
     小林真人(b on 1 - 9)
     八木秀樹(ds on 1 - 9)

     曽我清隆(tp on 9)
     奥井啓介(cor on 9)

録音
     2011年4月1日
     東京・滝野川会館大ホール
     録音:加藤しげき(KSM)
     ミックス/マスタリング:山形カズヒロ(cdデザイン)

パッケージ・デザイン
     カート・ライケンバック

 

 

    

 
 

Copyright (C) シナトラ・ソサエティ・オブ・ジャパン:本サイトで掲載の全ての記事・写真の無断転載を禁じます。
FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF FF