『ターン・ミー・ルース』/ダイアン・ハブカ I Like It Here/Eden Atwood Live In Tokyo + 1Eden Atwood

フランク・シナトラ Frank Sinatra SSJ Presents CD

        
sinatra society of japan

Frank Sinatra フランク・シナトラ

スタンダード・ヴォーカル、ジャズ・ヴォーカルのトップ・スター=フランク・ シナトラ。
シナトラ・ソサエティ・オブ・ジャパン(Sinatra Society of Japan)は、 1981年12月13日、
シナトラの67歳の誕生日の前日、 つまりアメリカ時間で当日に、 熱心なシナトラ・ファン4人によって設立されました。

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TOPSinatra Society of Japan presents新録音シリーズ>『アズ・ユー・ライク・イット/SARA☆sinatra society of japan

『アズ・ユー・ライク・イット/
SARA☆

As You Like It/
SARA☆

\2,800 (XQAM-1805)

原盤:SARA☆STAR

2011年10月14・15日
東京

期待の新星、SARA☆がタイトル『お気に召すまま』の
ごとく、バラエティーに富んだ選曲とアプローチで
お届けする夢とロマン

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1.

Shiny Stockings/シャイニー・ストッキングス  >>試聴

2. Speak Low/スピーク・ロウ  >>試聴
3. Hallelujah I Love Him So/ハレルヤ・アイ・ラヴ・ヒム・ソー  >>試聴
4.

All the Things You Are/オール・ザ・シングズ・ユー・アー  >>試聴

5. Born to Be Blue/ボーン・トゥ・ビー・ブルー  >>試聴
6. How Insensitive/ハウ・インセンシティヴ  >>試聴
7. Love Is Here to Stay/ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ  >>試聴
8. The Man I Love/ザ・マン・アイ・ラヴ  >>試聴
9.

My Favorite Things/マイ・フェイヴァリット・シングズ  >>試聴

10. All the Way/オール・ザ・ウェイ  >>試聴
11. I've Got You Uner My Skin/アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン  >>試聴
12. If We Hold On Together/イフ・ウィー・ホールド・オン・トゥゲザー  >>試聴
13. Georgia on My Mind/我が心のジョージア  >>試聴
14. 'S Wonderful/スワンダフル  >>試聴
 

可愛い声で歌うが、歌唱力もあり、お色気もある魅力的な新星

 また一人、SARA☆というすてきな新進女性ジャズ・シンガーの登場だ。キュートでコケティッシュで、しかもしっかりした表現力をもっていて、さまざまなタイプの歌、リズミックな歌からバラード、ブルージーな歌までも立派にこなしている。その点では新人らしからぬ実力の持ち主ともいえる。一曲一曲聴き進むうちに、彼女の歌声に魅せられていく。軽やかで明るい歌声には、とても親しみを感じるし、パンチのある歌にみられる若さを感じさせる表現と躍動感は彼女の個性でもあり、ジャズ歌手としてのセンスの持ち主ではあるが、より幅の広いポップス・シンガー的な性格を持っており、広いファン層に受けいれられる要素を持っている。その点、現代的なキャラクターを持った新時代のシンガーといえるだろう。
 また、このアルバムは共演ミュージシャンの顔ぶれが豪華で、びっくりさせられた。リーダー格のミュージシャンが沢山参加している。こんな贅沢なデビュー盤など、ちょっと聴いたことがない。そして、このゴージャスなミュージシャンを生かしたベテラン・ピアニスト、オルガニストの伊原康二のアレンジがまたすばらしく、一曲一曲が聴きどころを持ったアルバムになっており、参加した名手たちのソロも生かすというアイディアもみごとだ。
歌っている曲はスタンダードが中心だが、どの曲も原曲のよさが浮かび上がるような、見事な編曲がなされているが、その多彩なアレンジを生かして歌いこなしているのは、SARA☆が立派な歌唱力を持っているからであろう。そして選曲にも感心した。通好みの「ボーン・トゥ・ビー・ブルー」やフランク・フォスターが作曲したジャズ曲「シャイニー・ストッキングス」、レイ・チャールズ作曲のソウルフルな「ハレルヤ・アイ・ラヴ・ヒム・ソー」、フランク・シナトラでおなじみの「オール・ザ・ウェイ」とか変化とバラエティーに富んでいて、全14曲を一気に楽しみながら聴くことができた。しかも一曲一曲、その曲の味わいや面白さを生かしていて、新人離れしたうまさを感じた。
 前にも触れたが、共演者の顔ぶれがすごいし、一曲一曲、メンバーや楽器編成を変えた伊原康二のアイディアと編曲がみごとで、ジャズのよさをたっぷりと楽しめるのもこのアルバムの魅力だ。もちろん、ほとんどの曲に伊原康二がピアノとオルガンで参加してリーダーシップをとっていることはいうまでもない。「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」と「ザ・マイ・アイ・ラヴ」には平山織絵を中心とした女性のストリング・カルテットが加わり、優雅でさわやかな味つけをしている点も注目される。

 SARA☆は埼玉県の出身で、2月20日生まれの魚座だという。幼少よりピアノを習っていたが、だんだん歌に興味を持つようになった。高校時代に、ブルースやジャズまで幅広いレパートリーで人気絶大のロック・シンガー人見元基(元VOW WOW)のステージに接してジャズ・ヴォーカルに開眼し、多くのジャズ・ヴォーカルを聴くようになったが、中でもエラ・フィッツジェラルドやサラ・ヴォーン、ジューン・クリスティ、キーリー・スミスに強い感銘を受け、ジャズ歌手を目指したという。
 現在は東京や首都圏のライヴ・ハウスやイベントで歌っている。歌は歌手でヴォイス・トレーナーでもある美山夏蓉子に師事している。SARA☆はニュー・スターだが十分にトレーニングを積んでいるので、どの曲も見事に歌っていて、一曲としてくずれたものはなく、しっかりと歌いのけている。アップテンポ、ミディアム・テンポ、スロー・ナンバーのバラードとなんにでも適応できる歌唱力を身につけており、新人離れしたシンガーといえるのではなかろうか。

曲目と歌について

@シャイニー・ストッキングス
カウント・ベイシー楽団のテナー・サックス奏者として鳴らしたフランク・フォスターの作曲で、作詞はエラ・フィッツジェラルドによるものである。もともと器楽曲なので難しい曲なのだが、SARA☆は楽々と歌ってみせる。伊原康二の力強いオルガンを生かし、トランペットの田中充、トロンボーンの池田雅明のソロもフィーチャーしたジャジーな編曲と仕上がりも聴きもの。

Aスピーク・ロウ
『三文オペラ』で有名な作曲家クルト・ワイルがアメリカへ渡って書いたミュージカル『ヴィーナスの接吻』の中の一曲。ここでは一転して、山口友生のアクースティック・ギターのソロをフィーチャーし、ボサノヴァのリズムで歌う。軽やかに歌って成功している。SARA☆の色っぽさも聴きものだ。

Bハレルヤ・アイ・ラヴ・ヒム・ソー
レイ・チャールズの作曲と歌でかつて大ヒットしたソウル色の強い歌を、パンチを利かせて歌う。ミディアムの8ビートで、伊原康二のオルガンを中心にカルテットが共演。テナーは岡淳。

Cオール・ザ・シングズ・ユー・アー
ミュージカル『ショウボート』などでおなじみのジェローム・カーンが作曲したスタンダード。田村陽介のドラム・ソロがあり、アルコ・ベースとのデュオというシンプルな共演で、彼女の歌が冴える。

Dボーン・トゥ・ビー・ブルー
ロバート・ウェルズと歌手のメル・トーメの共作。ブルーなムードの難曲をこなす実力に感心。小島のり子の神秘的なフルートが効果を上げる。

Eハウ・インセンシティヴ
アントニオ・カルロス・ジョビンが作曲したボサノヴァの人気曲。ボッサで歌われる伊原康二トリオとの共演で、山口友生のアクースティック・ギター・ソロが本格的なボサノヴァの気分を生かしている。SARA☆の美声がこの曲の魅力をみごとに引き出す。

Fラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ
ジョージ・ガーシュインの遺作。未完成だったが、友人のオスカー・レヴァントとヴァーノン・デュークらがつなぎ合わせて完成させたとの説がある。愛を歌い上げた最高のスタンダード曲。スロー・バラードとしてSARA☆はこの曲の美しい旋律をフルに生かしている。平山織絵、MAIKOらをふくむストリング・カルテットの優美なひびきと岡淳の力強いテナー・ソロが聴かれる。すばらしい出来栄えの一曲だ。

Gザ・マン・アイ・ラヴ
同じくジョージ・ガーシュイン作曲、アイラ・ガーシュイン作詞のコクのあるバラード。ここでもストリング・カルテットの美しいサウンドがさわやかな味つけをするが、この曲では小島のり子のフルート・ソロがフィーチャーされる。

Hマイ・フェイヴァリット・シングズ
ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の一曲で、リチャード・ロジャースが作曲、オスカー・ハマースタイン2世が作詞した。ジャズ・ワルツにして歌っており、伊原康二のオルガンが味つけし、岡淳のテナーがソロをとる。可愛らしく歌っていて、楽しい。

Iオール・ザ・ウェイ
ジミー・ヴァン・ヒューゼンが作曲し、サミー・カーンが作詞している。シナトラの歌で有名だが、女性が歌っても味のある歌だ。伊原康二のピアノを中心にしたシンプルなトリオとの共演が聴きもので、SARA☆の美しく響く声がブルージーで心にしみる。素直な歌唱がしみじみとした味わいを生かしていると思う。

Jアイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン
コール・ポーターが作詞、作曲した佳曲。ポーターの詞は洒落ていて、ソフィスティケーテッドだ。ここではミディアム・テンポで、スウィングして歌い、大いに若さを発揮している。

Kイフ・ウィー・ホールド・オン・トゥゲザー
これは、ほかのジャズ歌手はあまり歌わない珍しい曲。ジェームス・ホーナーが作曲、ウィル・ジェニングスが作詞、フォーク調の味わいのある歌で、SARA☆がユニークな個性を発揮する。

L我が心のジョージア
ホーギー・カーマイケルの作曲で、南部風のブルージーでグルーヴィーなムードを生かした編曲も最高で、伊原康二のオルガンが効果を発揮し、加藤泉がソロをとる。SARA☆のブルージーな歌がきまっている。

Mスワンダフル
ラストは、ふたたびジョージ・ガーシュインの作品で、ミディアム・ファスト・テンポでスキャットも交えて、スウィンギーに明るく、ジャジーに歌われる。トランペットとトロンボーンも加わったアンサンブルも力強い。

                                                       (岩浪 洋三)
■パーソネル
SARA☆(vo)、伊原康二(p, org, arr)、笠原元章(b)、 田村陽介(ds)、
岡淳(ts)、田中充(tp) 、池田雅明(tb)、加藤泉(g)、山口友生(g) ほか

■録音:
2011年10月/東京

■写真:
内山繁(Whisper not)

    

 
 

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