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『レッツ・ビー・フランク』 / ピーター・マーシャル with カラブリア・フォーティー Let's Be Frank/ Peter Marshall

フランク・シナトラ Frank Sinatra SSJ Presents CD

sinatra society of japan
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Frank Sinatra フランク・シナトラ

スタンダード・ヴォーカル、ジャズ・ヴォーカルのトップ・スター=フランク・ シナトラ。
シナトラ・ソサエティ・オブ・ジャパン(Sinatra Society of Japan)は、 1981年12月13日、
シナトラの67歳の誕生日の前日、 つまりアメリカ時間で当日に、 熱心なシナトラ・ファン4人によって設立されました。

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TOPSinatra Society of Japan presents新録音シリーズ)>『レッツ・ビー・フランク』 /ピーター・マーシャル

『バック・トゥ・ザ・デルタ+2
(ウィズ・ジョージ・ルイス』 /
笠井義正

Back to the Delta + 2
(with George Lewis)
Yoshimasa Kasai
\2,500 (XQAM-1806) 原盤:
Ahbeau
録音:2011年・1964年/東京
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ベテラン奏者笠井義正が、敬愛するニューオリンズ・ジャズの伝説的名手ジョージ・ルイスに捧げたライヴ作品。
1964年のジョージ・ルイスとの歴史的な共演も併せて収録。

 


1. Do You Know What It Means to Miss New Orleans/ドゥ・ユー・ノウ・ホワット・イット・ミーンズ・トゥ・ミス・ニューオリンズ   >>試聴
2. Tin Roof Blues/ティン・ルーフ・ブルース    >>試聴
3. My Old Kentucky Home/ケンタッキーの我が家   >>試聴
4. Gettysburg Marfch/ゲティスバーグ・マーチ   >>試聴
5. Careless Love Blues/ケアレス・ラヴ・ブルース   >>試聴
6. Doctor Jazz/ドクター・ジャズ   >>試聴
7. My Gak Sal/マイ・ギャル・サル   >>試聴
8. Bourbon Street Parade/バーボン・ストリート・パレード   >>試聴
9. Do You Know What It Means yo Miss New Orleans/ドウ・ユー・ノウ・ホワット・イット・ミーンズ・トゥ・ミス・ニューオリンズ   >>試聴
10. Oh Lady, Be Good/オー・レイディ、ビー・グッド   >>試聴
11.

Muskrat Ramble/マスクラット・ランブル   >>試聴

 
 

                   笠井義正とニューオリンズ・ジャズ

 笠井義正は日本のジャズ界で最も長くトラディショナル・ジャズの演奏に真剣な取り組みを続けている演奏家(クラリネット/テナー・サックス/ソプラノ・サックス)です。笠井のプロ・ミュージシャンとしてのキャリアは1950年代の後半に始まり、当時まだ10代だった頃から今日まで続いています。1960年代初頭には当時まだ日本に殆ど知られていなかったニューオリンズ・ジャズに強い関心を持ち、自らのバンドを組織して積極的にニューオリンズ・ジャズを演奏しました。その頃の意欲的な演奏が『Age Of Buddy Bolden』というタイトルの10インチLPになり当時発売されました。日本で初めて制作されたニューオリンズ・ジャズのアルバムとして今に至るまで長く名を残すものです。 

 今回のCDは2011年10月に笠井がプロデュースして開催したコンサートのライヴ録音です。この日のコンサートはCDタイトル『Back To The Delta』の通りニューオリンズ・ジャズを特集テーマとして開催されました。笠井は若いときから持ち続けているニューオリンズ・ジャズへの情熱を駆り立てて演奏し、又、CDのサブ・タイトル『To The Memory Of George Lewis』の通りかつてのジョージ・ルイス来日時の彼とのつきあいを思い浮かべて演奏しています。ジョージ・ルイスは美しい音色と分かり易く印象的なメロディーで多くのニューオリンズ・ジャズ愛好家を魅了したクラリネット奏者で、今も彼を追従して演奏するプレイヤーが世界中に多くいます。 
今回のバンドは笠井がプレイヤーを人選し、昔のニューオリンズでよく聴かれた様にピアノレスで特別編成し演奏しています。プログラムはニューオリンズでよく演奏される曲目ばかりで構成しました。

笠井義正とジョージ・ルイスの歴史的共演

 1963年に当時ニュ−オリンズで際立った存在であったクラリネット奏者ジョージ・ルイスのニューオリンズ・ジャズ・バンドが労音の招聘で来日し約3ヶ月の全国公演を行いました。8月、羽田空港に到着したジョージ・ルイス・バンド一行を迎えるため、笠井は歓迎のブラスバンドを編成し、空港のロビーで歓迎演奏をして一行を驚喜させました。
 翌1964年と翌々1965年にもジョージ・ルイス・バンドは来日しそれぞれ約3ヶ月ずつ日本全国で労音公演を行いましたので、この3年間に笠井がジョージ・ルイスとつきあう機会が度々ありました。ホテルや楽屋での出会いだけでなく、笠井がジョージ・ルイス・バンドに入ってルイスと共演する機会もこの3年間に2度ありました。いずれも観客を前にした公式な演奏で、本場のバンド・メンバーに堂々と渡り合った立派な演奏でした。1度目は1963年11月にルイス・バンドが3ヶ月の滞日公演を終え帰国する前日、東京半蔵門のダイヤモンド・ホテルで開催された送別パーティーでした。笠井はルイス・バンドに加わって “You Are My Sunshine”と“Bugle Boy March”の2曲をジョージ・ルイスと共演で演奏しました。翌1964年の来日の際に、ルイス(クラリネット)はルイス・ネルソン(トロンボーン)、エマニュエル・セールス(バンジョー)、ジョー・ロビショー(ピアノ)というニューオリンズから共に来日した3人のベテラン・ミュージシャンと21曲をアメリカGHB社のために東京で公開録音しました。その録音を終えた後、この4人に笠井がテナー・サックスで加わり、ほかに山本英次(トランペット)、荒井潔(ベース)、木村陽一(ドラム)が参加して3曲を演奏しました。
 今回、このCDでは、GHB社の承認を得て、その時の日米合同バンドの演奏2曲“Oh Lady, Be Good”と“Muskrat Ramble”をボーナス・トラックとして特別収録しています。ジョージ・ルイスのクラリネットに対して笠井はテナー・サックスで共演し終始独創的な楽想で盛り上げています。この2曲の中でジョージ・ルイスのソロに続いてテナー・サックスで素晴らしいソロを奏しているのが若き日の笠井です。ニューオリンズ・ジャズでサキソフォーンを演奏するのはニューオリンズではキャプテン・ジョン・ハンディやキッド・トーマス・バンドのエマニュエル・ポールの如く珍しいことではありませんが、日本では、この時の笠井が初めてのことでした。この日の演奏は日本におけるニューオリンズ・ジャズの歴史において記念すべきものとなりました。これらジョージ・ルイスとの密接な交流は笠井のその後に対して貴重な糧となり、ルイスは笠井の才能を認めて“Keep Playing"という励ましの言葉を贈りました。

 その後も笠井は長く自らのグループを率いてトラディショナル・ジャズの演奏を続けてきましたが、ジャズ本来のサウンドを貫き、演奏活動は常に商業主義とは一線を画したものでした。又、1960年代のジョージ・ルイスとの共演以降も、来日した海外演奏家と演奏を共にする機会が多く、ラルフ・サットン(ピアノ)、ボビー・ハケット(トランペット)、トラミー・ヤング(トロンボーン)、サー・チャールス・トンプソン(ピアノ)等の有名ミュージシャンと共演しました。特にサー・チャールス・トンプソンとは彼が近年日本に居を構えて住むようになったので度々の共演機会があり、気心を通じ呼吸の合った演奏で愛好家に強い印象を与えています。1990年代以降にはアメリカを訪れる機会に恵まれてシカゴやニューオリンズをはじめ、ジャズ史に残る名コルネット奏者ビックス・バイダーベックの生家のあるアメリカ中西部のアイオワ州ダベンポートも訪問しました。 
日本における演奏活動もユニークなもので、毎年開催する自主コンサートはすべて笠井自らの監修で行われています。ただ賑やかにジャズを演奏するのではなく、毎回テーマを設けてコンサートを開催し、“The Age Of Buddy Bolden"、“From Ragtime To New Orleans”、“A Tribute To Sidney Bechet”、“A Tribute To Edmond Hall”といったように内容の濃い演奏で多くの愛好家に感銘を与えています。

 バンド・メンバーの中の木村陽一は大阪のニューオリンズ・ラスカルズのドラマーとして知られていますが、笠井との関係は木村が早稲田大学在学で東京にいた時から始まって今日まで50年以上に亘っています。本CDのボーナス・トラックとして入っているジョージ・ルイスとの1964年の共演の時も一緒にプレイしたほか、1950年代から今日まで50年以上に亘り数え切れないほどの共演を続けています。木村は滞米経験も長く、ニューオリンズ・ジャズを知り尽くしたドラム奏者で、彼の独特のリズム感と終始パワフルな演奏は本CDの聴きどころの一つです。

 この様にニューオリンズ・ジャズの魅力と聴きどころを沢山盛り込んだ内容の濃いCDですのでじっくりとお楽しみ下さい。
                                                         (清水正一郎)

パーソネル:
  1 – 9 笠井義正・アンド・ヒズ・ニューオリンズ・ジャズメン
       笠井義正(cl, ss)、曽我清隆(ts, vo on 6)、奥井啓介(tp)、芳村武郎(tb)、小林真人(b)、
       丸山朝光(bjo)、木村陽一(ds, vo on 8)、山本英次(tp, p on 2 and 9)

  10 – 11 ルイス・ネルソン・ビッグ4・アンド・ザ・ジャパニーズ・ジャズ・マスターズ
       ジョージ・ルイス(cl)、ルイス・ネルソン(tb)、エマニュエル・セールス(bjo)、
       ジョー・ロビショー(p)、笠井義正(ts)、山本英次(tp)、荒井潔(b)、木村陽一(ds)

録音:
   1 – 9:    2011年10月29日 東京・滝野川会館大ホール
  10 - 11:  1964年8月1日 東京


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